動物にも伝染る?伝染性のあくびに隠されたメカニズム



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他人の大あくびを見て、ついつい自分も大あくび、なんて経験ありますよね?

人から人へ伝染ると言われるあくびですが、じつは飼い犬にも伝染ることがあるってご存知でしたか?

■あくびの効能

そもそもあくびには脳をクールダウンし体温の調節をする役割があるという説があります。

そのことから、人間が他人のあくびを見てつい自分もしてしまうのは、危機的状況に備えて脳をクールダウンし、団結力を高めるためとも言われています。

いわゆる”伝染性のあくび”は人間だけではなく、チンパンジーを始めとする霊長類にもあることが知られていますが、犬にもあるかどうかについては、これまで確認されたことがありませんでした。

オンライン科学誌『PLOS ONE』8月7日付の記事に、犬と”伝染性のあくび”に関する実験研究の成果が報告されました。

実験を行ったのは東京大学大学院総合文化研究科のテレサ・ロメロ特任研究員と京都大学野生動物研究センターの今野晃嗣研究員を始めとするグループです。

実験は普通の家庭で飼われている犬25匹に心拍計を取り付け、飼い主と見知らぬ人のあくびを見た時にどのような身体的反応が起こるかを調査することで行われました。

■実験結果は?

実験の結果、飼い主であるかどうかに関わらず、犬の心拍に変化は生じないことが判明しました。

しかし、同時に興味深いこともわかりました。犬には人間のあくびを見て自分もあくびをすること、特に飼い主のあくびを見た場合、より高い確率で誘発したのです。

この事から、犬にはあくびが”伝染る”ことがあるという事実が、そしてその”伝染力”は、犬と人間の感情的な結びつき=共感性に大きく影響するという事実が判明しました。

研究グループは「犬のあくびが、人間への感情や共感性が問われる各種の作業犬(盲導犬や聴導犬など)の適性検査に役立つ可能性が考えられる」とし、

犬種や個体差で犬の共感性にどれだけ差異があるのか、その研究を進めていくと言います。

■おわりに

大昔から人間と深い関わりを持っている犬。

この研究が進み、犬と人間の共感性がより深まるとよいですね。

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