鳥への進化の予兆が?恐竜の脳について新しい発見。



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1860年、ドイツのバイエルン州で始祖鳥の化石が発掘されてから、鳥の先祖は恐竜ではないかという議論が長く続けられてきましたが、現在ではほぼ疑いようのない定説として、広く受け入れられています。

最新の研究で、この定説を裏付ける興味深いことが発見されました。

■その神経回路

一般的に鳥類の脳には、身体の大きさや体重と比較して大きいという特徴があります。

これは、鳥が翼をつかって空を飛ぶためには、かなり複雑な神経回路が必要となるためとされています。

反対に言うなら、鳥の祖先となる生物はもともと空を飛ぶために必要な大きな脳を持っていた、とも考えられます。

一方で、恐竜の中には羽毛を持つ種類や、鳥類と同じ身体の特徴を持つものがいたことが、これまで発見された化石標本から分かっており、このことが、恐竜を鳥の先祖とする学説の根拠とされてきました。

アメリカ自然史博物館とニューヨーク大学の共同研究チームが羽毛恐竜や始祖鳥の化石、更には現代の鳥類の骨格について、X線による断層撮影を行い解析したところ、

数種類の恐竜について始祖鳥と同程度か、それ以上の脳容積を持っていたことが判明しました。

■神経構造ワルスト

このことは、恐竜が鳥の祖先であることの、重要な証拠となります。

現代の鳥類には、脳の容積と共に飛行能力に重要な神経構造があることが知られています。

これは運動能力のコントロールに関係しているもので、ワルスト(Wulst)と呼ばれています。

研究者たちは羽毛恐竜や始祖鳥にこのワルストがあったかどうかの解析も行いました。

その結果、始祖鳥には現代の鳥類に似たワルストがあったことが確認できましたが、それ以前の羽毛恐竜には存在していないことが判明しました。

このことによって、羽毛恐竜は、空を飛ぶためには十分進化していなかった事が分かります。

■おわりに

今後、更なる研究が行われることで、恐竜がどのようにして飛行能力を獲得して始祖鳥となり、そして鳥に進化していったか判明することでしょう。

これからの研究に期待したいですね。

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