衝突の冬・恐竜の絶滅期を生き延びた淡水生物の不思議



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かつて地球上に繁栄していた恐竜は、今から約6500万年前に突然絶滅したと言われています。
しかしこの恐竜の死滅をもたらした環境の変化を生き延びたのが、川や湖に生息する淡水生物でした。

■巨大隕石の衝突

恐竜を絶滅させた環境の激変をもたらしたのは、巨大隕石の衝突だったと言われています。

直径10キロ程もある巨大隕石が、現在のメキシコ、ユカタン半島の近くに落下したことで莫大な量のチリが大気中に巻き上げられました。

空を覆ったチリは太陽光が地表に届くのを妨げ、その影響で10年程の間、地球全体が極寒状態に置かれることになったのです。

この”衝突の冬”によって、恐竜だけではなく、大量の海洋生物も死滅したと言われています。

しかし、淡水に生息していた生物は、この時期も多くの種が絶滅を逃れ生き延びたことがわかっています。

■衝突の冬

なぜ、淡水生物が恐竜を絶滅させた極寒の時期を生き延びることができたのでしょうか?

2013年7月11日付けの「Journal of Geophysical Research-Biogeosciences」の電子版に掲載された論文によれば、

淡水生物が極低温の時期を生き延びることができたのは淡水域特有の自然環境に元々適応していたことが役立ったということです。

元々淡水域は海洋と違い、季節によって環境の変化が大きく、低酸素状態や凍結といったサイクルを毎年繰り返しています。

そのため、淡水域に生きている生物はその環境に適応して、独自の産卵や休眠の能力を身につけています。

そうした、元からの環境に適応した進化が、衝突の冬を生き延びる理由となったと考えられます。

■おわりに

近年では衝突の冬によって絶滅したと言われている恐竜もまた、一部の羽毛恐竜が生き延び鳥に進化した言われることから、絶滅はしていなかったのではないか、という主張もあるようです。

まだまだ謎に満ちた太古の地球。これからの研究でどんなことが新たに判明するのでしょうか?

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