宇宙のフェラーリ?人工衛星「GOCE」、地上に落下か。



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2013年9月にJAXAの新型ロケット、イプシロンの打ち上げも成功し、宇宙開発ビジネスがいよいよ本格化している近年、人工衛星の打ち上げはもはや日常茶飯事の出来事となっています。

その独特の形状から『宇宙のフェラーリ』と異名を取る人工衛星が2013年10月中旬に地球へ落下するというニュースが話題になっています。さて、『宇宙のフェラーリ』とは、一体どんな人工衛星なのでしょうか?

■その人工衛星の名はGOCE

その人工衛星は欧州宇宙機関(ESA)が2009年3月に打ち上げた『GOCE(Gravity Field and Steady-State Ocean Circulation Explorer)』です。

GOCEはESAが推進する地球観測計画「Living Planet Programme」の一環として打ち上げられた衛星の一機で、その任務は地球の重力の観測です。その任務のために、高性能の重力勾配計(重力勾配が変化する割合を測定する機器。重力傾斜計とも)を搭載しています。

GOCEは地球の重力計測という任務を行うために、地表から260kmという、とても低い高度を飛行しています。

国際宇宙ステーションの高度が400kmですから、どれほど低いところを飛んでいるか、想像できるでしょう。

■宇宙のフェラーリ

GOCEが飛行する260kmという高度には、希薄ながら大気の粒子が存在しており、そこを飛行する衛星はその粒子の影響を受けます。

通常、人工衛星は大気の存在しない高度を飛行するため、空気抵抗を受けることはありません。そのため、一般的な人工衛星は基本的に箱型の機体として設計されています。

しかしGOCEの場合は上記のような事情から、空気抵抗に配慮した設計が行われました。

GOCEの本体は長さ5.3mの円筒形をしており、機体を安定させるために2枚の大きなヒレが取り付けられています。

そのシルエットはまるで矢羽のようです。その他にはない独特の姿から、『宇宙のフェラーリ』という異名が与えられました。残念ながら、赤い塗装はされていません。

■おわりに

GOCEは低いところから落ちてくるため、大気摩擦で燃え尽きることなく地表に到達するようですが、人工密集地に落ちる可能性は殆どないということですので、ご安心ください。

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