まるで天空の城!ギリシア・メテオラ修道院群



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多くの世界遺産の中には、『なんでこんな物をこんなところに造ったんだ?』と首をひねりたくなるような不思議な建築物も数多く含まれます。

ギリシアにあるメテオラ修道院群もまた、見る人にそんな思いを抱かせるものではないでしょうか?

■天然の造形物

世界には奇岩群と呼ばれる地形がいくつも存在します。その多くは台地が雨風による浸食で形作られた天然の造形物です。

メテオラ修道院群は、そんな自然の生み出した奇景と文化的な建築物で構成される複合遺産(世界遺産のカテゴライズで自然遺産と文化遺産、両方の要素を併せ持つものを意味します)です。

同じ奇岩群に作られた修道院の遺跡で有名なのがトルコのカッパドキアです。

高さ十数メートルのキノコのような奇岩が立ち並ぶ光景をテレビなどでご覧になったことのある方も多いでしょう。

メテオラの奇岩群は高さ最大で400メートル程度の巨大な奇岩が立ち並んでいます。その多くは垂直に切り立った崖で、あたかも人の登頂を拒んでいるようですが、その岩の上に佇む修道院は、まるで空中に浮かぶ城のように見えます。

■奇岩群に作られた修道院の遺跡

そびえ立つ奇岩群は修道士が俗世との関係を断ち切って信仰や瞑想を行う場所としては理想的と考えられていたようで、古くから奇岩群の洞窟や岩の裂け目に住み着く者がいたといいます。

14世紀当時、セルビア王国の庇護下にあった修道士たちが戦乱を避けてメテオラに移住、そのうちの一人であったアサナシオス修道士がメタモルフォシス(日本語に訳すと『主の変容』)修道院を建設したことが、メテオラ修道院群の始まりと言われています。

その後、異教徒の国家であるオスマン帝国の支配を受けるなどしながらも、現在もなお、6つの修道院が活動を続けています。

しかし近年はメテオラの観光地化が進んでしまい、この地を離れる修道士も少なくないそうです。

■おわりに

切り立った巨大な岩の上に建設された修道院の姿を見ると、よくもこんな場所に建物を造ったものだと、感心せずにはいられません。

それは正に、信仰の力によるものなのかも知れません。

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