まるで彗星?ダストを吹きだす不思議な小惑星!



お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


彗星と聞いて誰もが思いだすのは、ほうき星の名前の由来ともなった、尾を引くその姿でしょう。その印象的な姿は惑星や小惑星といった、他の天体にはない特徴です。

ところが2013年9月、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、あたかも彗星のような尾を持つ不思議な小惑星が発見され、話題となりました。一体、どのような天体なのでしょう?

 

■アステロイド

太陽系は8つの惑星(太陽から近い順に、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星)とひとつの準惑星(冥王星)で構成されていますが、これらの天体の他に、小惑星(アステロイド)と呼ばれる小規模天体が無数に存在します。

ほとんどの小惑星は、火星と木星の中間の空間に位置し、あたかも帯のように広がっている事から小惑星帯(アステロイド・ベルト)と呼ばれています。

また、木星の公転軌道上にも小惑星の集まりが存在しており、トロヤ群と呼ばれています。

小惑星と呼ばれていますが、ごくわずかな例外を除いて不規則な形状をしており、惑星や衛星との大きな差異となっています。これは主に質量の不足に依るものです。

今回見つかった小惑星「P/2013 P5」は、この小惑星帯の中に位置します。

 

■P/2013 P5

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた「P/2013 P5」は、淡い光の尾を引くような姿をしています。

この事から最初は彗星であるとされ、彗星としての識別符号が付けられました。

しかし、詳しい観測の結果、小惑星帯の中にあった事と、彗星のような氷の核を持つ天体ではなく岩石でできている事が判明したため、現在は小惑星であると考えられています。

ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された写真では、複数の尾を引いているような姿が確認できます。

また、わずか10日あまりで回転するような大きな変化も観測されました。

彗星の尾は、太陽に接近することにより、その核を構成する塵が昇華した氷と共に噴出されることで形成されますが、岩石でできた「P/2013 P5」でそうした現象が起こることは通常では考えられません。

これについて研究家は、自転速度があまりに速くなったために地表面の物質を撒き散らしている可能性を指摘しています。

既に数度の噴出が確認されていることから、小惑星同士の衝突等、一時的な現象で生じたものではないと推測されており、今後も同様の現象が確認できる可能性があるということです。

 

■おわりに

小惑星には貴重な金属資源が大量に存在していることが知られています。

やがて、人類が小惑星帯に進出し、ゴールドラッシュのような採掘ブームが起こる時が来るかも知れませんね。

お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】