宇宙誕生の謎?巨大天体ヒミコの構造を解明。



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ビッグバンによって宇宙が誕生してから約137億年、なぜ、宇宙が誕生したのか、そして宇宙がどのように成長してきたかについては、今だ多くの謎が残されています。

この謎を解明するためには、宇宙誕生初期に出来た天体を観測する必要があります。

2013年12月、東大の研究所を含む国際研究チームは、宇宙誕生から8億年後に出来た巨大な天体「ヒミコ」の内部構造に関する発見を公表しました。

はたして「ヒミコ」とはどんな天体なのでしょうか?

 

■「すばる」望遠鏡

ヒミコは国立天文台ハワイ観測所にある「すばる」望遠鏡で2009年に発見された天体です。

地球から見るとくじら座の方向、129億光年の彼方に位置します。

宇宙誕生から8億年後には存在しており、その直径は実に5万5千光年、地球のある銀河系の半径に匹敵する巨大な天体です。

また、その質量は同時期に成立した銀河の10倍以上もあり、極めて特徴的な天体と言えるでしょう。宇宙の古代から存在する天体ということから、邪馬台国の女王、卑弥呼の名前にあやかって名付けられました。

高温の輝きを放つヒミコですが、一体どのようなエネルギーでその光を放っているのかは不明であるなど、謎の多い天体であることも知られています。

 

■電波望遠鏡「アルマ」

研究チームがハッブル宇宙望遠鏡や南米はチリにある電波望遠鏡「アルマ」等を使って観測を行ったところ、ヒミコは複数の星団から成立していることが判明しました。

ヒミコは5万光年を超えるガス雲の中に、3つの星団が含まれる構造をしています。星団は一直線上に並んでおり、3つの星団をつないだその差し渡しは、2万光年以上に及びます。

また、星団の中では新しい星が形成される活動が活発に起きていることも観測の結果、判明しました。

わずか1年間に、太陽の質量の実に100倍以上のガスが新星へと変化していました。

この新星の形成活動が、ガス雲全体を光らせている熱エネルギーの供給源ではないかと推測されています。

 

■おわりに

「ヒミコ」は原始銀河が形成される過程の姿ではないかと考えられ、天文学者たちの注目を集めています。

いずれ、宇宙誕生の謎も解明する日が来るのかも知れませんね。

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