独りぼっちで彷徨う星?自由浮遊惑星とは。



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私たちの住む惑星、地球は恒星である太陽を中心にその周囲を公転しています。

太陽系は地球の他に7つの惑星とひとつの準惑星、そして無数の小惑星等から成立していますが、そのすべてが地球と同様、太陽の周回軌道を公転しています。

しかし、中には特定の天体の周囲を回らず、独りぼっちの天体である「自由浮遊惑星」も存在している事が知られています。

果たして、どんな天体なのでしょうか?

 

■自由浮遊惑星とは?

自由浮遊惑星(もしくは単に浮遊惑星とも言います)は、惑星程度の質量を持つ天体のうち、恒星や褐色矮星といった主星の重力の拘束を受けていない、それ単一で銀河系を公転(銀河系自体が回転してますので、私たちの太陽系も太陽を中心にその全体が銀河系の回転に沿って公転しています)しているモノを指します。

日本の大学の研究チームが銀河系全体を観測して、自由浮遊惑星の数について銀河系に存在する恒星のおよそ倍……数千億個は存在すると試算しています。

こうした天体の存在は以前から知られており、基本的に「惑星」と呼ばれてきました。

これは、主星を持たないそれらの天体が、元々主星を公転していた惑星であったものが何らかの理由で弾き出されたことにより、単一の存在になったと考えられたからでした。

しかし近年の研究においては、恒星が変化することで惑星レベルの質量に変貌することがあることが知られており、また、本来天文用語としての「惑星」という言葉はその天体の由来ではなく定義によって用いられるべきであるという事から、「自由浮遊惑星」という呼称に反対する学者もいます。

現在、自由浮遊惑星はその候補を含め、27個の該当する天体の存在が確認されています。

 

■空想作品のアイデアとしても

恒星に束縛されないという、その存在感の不思議さからか、自由浮遊惑星は多くの空想作品においてアイデアとして利用されています。

テレビドラマ「スター・トレック」シリーズでは、初代シリーズを始め、いくつものシリーズに自由浮遊惑星に該当するような天体が登場しています。

映画「スターウォーズ」を原作とするスターウォーズシリーズにも、自由浮遊惑星ゾナマ・セコートが、幾つかの作品の舞台として登場しています。

「サンダーバード」で有名なジェリー・アンダーソンが製作したテレビドラマ「スペース1999」は、月面基地で起きた核廃棄物の爆発が原因で月が地球の周回軌道を外れ、基地に隊員たちを残したまま外宇宙へ彷徨い出てしまう、という物語でした。

日本の作品としては「宇宙戦艦ヤマト」に登場した天体、バラン星が有名ですね。地球とヤマトの目的地であるイスカンダルの中間地点に存在する天体で、敵軍であるガミラス帝国の前線基地が建設されていました。

 

■おわりに

仲間を持たず、独りぼっちで宇宙を彷徨う孤独な天体……そう考えると、惑星とは言え、なんだか可愛そうな気もしますよね。

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