ちょっとオヤジ臭い? 爪楊枝を使うネアンデルタール人



お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


昼食後、爪楊枝を使うサラリーマンの姿は、今も昔もあまり変わりがありません。

今から10万年以上もの昔、人類の近似種だったと言われるネアンデルタール人たちも爪楊枝を使っていた、という興味深い研究成果が報告されています。

 

■ネアンデルタールの遺骨

この研究成果の元になったのは、スペインはバレンシア地方の遺跡で発掘された15万年程昔のネアンデルタールの遺骨の化石でした。

化石の頭蓋骨の上顎には歯が残されていました。歯はいずれも虫歯ではないものの、ひどく摩耗していたとの事です。

これは植物の葉や茎、固い肉の筋や骨などを食していたためと考えられます。

また、食物を付着していた土や灰等と共に食べていたと思われる痕跡もあり、研究チームでは、ネアンデルタール人たちが食後に歯の手入れを行うために、細い木や草を、爪楊枝のように使っていたのではないかと推測しています。実際、それを使ったと思しき痕跡も、同じ化石から発見されています。

古代の旧人と呼ばれるヒト族が爪楊枝のような道具を使っていたという発想は決して新しいものではなく、160万年以上前に存在していたホモ・ハビリスの化石からも同様の痕跡が発見されています。

 

■歯肉炎にもなっていた模様

もうひとつ、今回重要な発見となったのは、同じ化石から確認された歯肉炎の跡です。

歯自体が溶けてしまう程の酷い状態だったと推察されています。

もし、このネアンデルタール人が爪楊枝状の道具を用いたとするなら、それは歯の掃除にとどまらなかった可能性も考えられます。

ネアンデルタール人は、歯の痛みを緩和する目的で爪楊枝を使っていたのかも知れません。

他の化石からの発見で、ネアンデルタール人が薬草を利用していたことも判明しています。

もしかすると、彼らは既に初歩的な歯科医療を行っていたのかも知れない……研究者たちはそのような仮説を立てているとの事です。

 

■おわりに

太古の昔、原始的なネアンデルタール人たちが、現代のオッサンと同じように爪楊枝を使っていた姿を想像すると、なんだかちょっと親近感が湧くような気がしますよね。

お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】