オカピが激減? IUCNレッドリスト最新版が発表される



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環境破壊や気候変動などが原因で、絶滅の危険性に晒されている野生動物が数多く存在しているのが現状です。

絶滅が危惧される野生動物に関する情報をまとめたものが、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストです。

2013年11月25日に、その最新版が発表されました。

 

■絶滅危惧種

レッド=赤には警告という意味があります。

レッドリストとは国際的な自然保護団体、国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources=IUCN)が作成する、絶滅の恐れのある野生生物(動物・植物)のリストのことで、正式には「絶滅危惧種に関するIUCNレッドリスト(IUCN Red List of Threatened Species)」と言います。

1966年に制作され、現在のフォーマットが固まったのは1994年のVer.2.3からです。

IUCNが発行する絶滅危惧種に関する出版物としては「レッドデータブック(Red Data Book)」の知名度が高いですが、こちらはレッドリスト作成後、そのリストに基いてより詳細な調査の上に制作されるガイドブックです。

そのレッドリストの最新版が2013年11月25日に発表されました。

 

■個体数の減少

最新版のレッドリストの中でも注目を集める情報を紹介致します。

・オサガメの個体数が回復

オサガメは世界の海に分布しているウミガメの一種で、現在存在するカメの中では最も大きな甲羅を持つことで知られています。

1000メートルの深海へ潜水できる能力や、カメの仲間では唯一体温調整できる等、非常に特徴的で貴重な品種ですが、近年ではレッドリストに掲載される絶滅危惧種の1種とされています。

今回の最新版ではカリブ海の保護活動などの成果で、一部ではその個体数が回復傾向にあることされています。
 

・オカピの数が減少

オカピはアフリカ・コンゴ共和国の森林に棲息する鯨偶蹄目に属する草食の哺乳類です。

特徴的な脚の縞模様から、発見当初はシマウマの近似種と考えられていましたが、その後の調査でキリンに近い種類の動物であることが判明しました。

ジャイアントパンダ、コビトカバと並んで『世界三大珍獣』と呼ばれることもあります。

これまでレッドリストには掲載されていませんでしたが、密猟等が原因で近年その個体数が激減し、残念なことに今回の更新で絶滅危惧種のリスト入りになってしまいました。
 

・シマハイイロギツネの個体数が回復

シマハイイロギツネはアメリカ・カリフォルニア州のチャネル諸島に棲息するキツネの仲間です。

体重が2kg程度しかない小型のキツネで灰色と褐色の鮮やかなな毛並みと短い鼻が特徴的です。

外来種のイヌワシや、ネズミが媒介した疫病が原因で、20年前には個体数が1500体にまで激減、絶滅が危惧されていましたが、その後のイヌワシ駆除を含む保護政策が功を奏し、最新版の記載では個体数を5000体まで回復させています。

 

■おわりに

レッドリストに掲載されているのは、どれも貴重な生物です。

一種でも多くの生き物が元通りの数に回復することを祈って止みません。

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