初めての筈なのに・・・。 不思議な感覚、『デジャブ(既視感)』



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今までに訪れたことのない、初めての場所の筈なのに、その場所のことを覚えているような感覚に囚われたことはありませんか?

そのような感覚のことを『デジャブ』と言います。デジャブは何故起きるのでしょうか?

 

■既視感

デジャブはフランス語で『既に見た』という意味の言葉で(deja-vu)、日本語では『既視感』と表記する場合もあります。

『デジャブ』という言葉を提唱したのはフランス人の超心理学者、エミール・ブラワックです。その著作の中で、彼は『deja-vu』という言葉を提唱しました。

多くの人が体験しうる感覚であり、ある調査では一般大学生の7割以上が経験しているという結果も出ています。

デジャブを題材とした文学作品が古くから存在していることから、こうした感覚は現代的なものではなく、古くから知られているものだったと考えることができます。

デジャブの特徴として、二つの感覚を上げることができます。

ひとつは、今初めて体験している筈の出来事なのに、その出来事を確かに知ってると思う、確信的な心情。

もうひとつは、そのように確証しながらも、その体験をいつ、どこで体験したのか思い出せないという違和感です。

 

■精神の異常ではないようだ

デジャブは健常者でも頻繁に経験しうる現象であるため、脳の腫瘍や精神疾患などと言った特定の病気と結びつけて考えることは難しい話です。

ジークムント・フロイトはデジャブを夢に関連付けて解釈し、その正体を『無自覚に見た夢』であるというかんがえ方を示しています。

見たことを覚えていない、自覚していない夢であるため、いつ何処でそれを見たのか、その事が思い出せない、というわけです。

医学的見地からは、脳の記憶の構造によって生じる錯覚という考え方がされています。

人間の脳には感覚したことを一時的に蓄える『短期記憶』と、それを考察整理した上で保存する『長期記憶』の二つの領域があります。

人間の目の前で起きている事象は、まず最初に短期記憶としてストックされ、次にそのデータの整理を行った上で長期記憶の領域に書き込まれるわけです。

人間が振り返って思い出すことができるのは、後者の整理されたデータ……つまり長期記憶ですが、その記憶が作られる時点では既に短期記憶として(自覚しえない形で)記憶がストックされているため、『見知っている筈の光景』でありながら『いつどこでの体験であるか思い出せない』という感覚が起こるというわけです。

いずれの解釈にしても、現状では仮説に過ぎず、デジャブが何故起きるかについては未だ不明な点が多く残されています。

そうした不可思議な現象であるにも関わらず、同時に誰もが経験しうる現象でもあることから、デジャブは多くの文学作品や映画の題材として用いられてきました。

今後もデジャブを題材とする多くの作品が作られていくことでしょう。

 

■おわりに

筆者はしばしばデジャブを経験しますが、皆さんはいかがでしょうか?

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