ウソかホントか? バミューダ・トライアングルの真実とは。



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世界中には、いまだ解明できないとされる多くの謎が存在しますが、中でもその知名度においてトップクラスと呼べるのが『バミューダ・トライアングル』でしょう。

数多くの船舶や航空機が失踪したとされるこの謎の海域、果たして、その真相はいかなるモノなのでしょうか?

 

■魔の区画

『バミューダ・トライアングル』とはアメリカのフロリダ半島とプエルトリコ、そしてバミューダ諸島の3点を結んだ三角形の海域のことです。

この海域を通行する船舶や航空機に異常が発生し、そのまま消息を断つという事例が多発、その数はこの一世紀あまりの間に100件以上、失踪した人の数を1000人を超えると言われています。

失踪した船舶や航空機では総じて事前に計器や操作系に異常が生じており、ほとんどの場合、生存者はおろかその残骸すら発見されていません。

なぜ、この海域で船舶や航空機の失踪が相次ぐのでしょうか?

海底にブラックホールが存在するという『ブラックホール説』や宇宙人による誘拐(アブダクション)が行われているという『宇宙人説』など、荒唐無稽な仮説が存在する中、比較的説得力の高い仮説としては以下の二つが上げられます。

・メタンハイドレート説

同海域の海底には大量のメタンハイドレート(メタンと水分子が結合して出来た物質。

将来のエネルギー源として期待が持たれています)が原因。

船舶の事故は大量に発生したメタンの泡が船舶の浮力を失わせ、また航空機の場合は空中に発生したメタンをエンジンに取り込んでしまうことで故障を起こすとされています。

ただし、バミューダ海域では元々大量のメタンハイドレートが存在しているというデータ自体がないこと、もし仮にメタンハイドレートが原因とするなら、世界中に存在する他の蓄積海域でも同様の事故が起きているはずだが、ほとんど確認されていない、等の反論があり、信憑性に疑問が持たれています。

・マイクロバースト説

大気の状態が不安定になると、積乱雲が発生し強い上昇気流を発生させます。

上昇気流によって上空に運ばれた大気中の水蒸気は冷やされて水となります。

その重さが蓄積され、一定レベルを超えると今度は重さに耐え切れなくなって急激な下降気流が生じることになります。

この現象をダウンバーストと呼び、そのうち下降気流の影響範囲が直径4km以内のものをマイクロバーストと言います。

このマイクロバーストが船舶や航空機に直撃して起こるというのがマイクロバースト説です。

しかし、マイクロバーストは低空でしか発生しないため、航空機の失踪理由の説明とはならず、この仮説も疑問が持たれています。

 

■バミューダトライアングルの遭難

現実には、バミューダ海域で起きた航空機や船舶の事故が確認された件数が他の海域と比較して飛び抜けて多いという事実は存在していません。

確かに同海域はハリケーンの多発地帯であり、また霧が発生しやすいことでも有名で、それが原因で起きた遭難事故があるのは事実です。

バミューダトライアングル周辺には目印となる島などがないこと、メキシコ湾流の影響で海流が速く、遭難した残骸が流されて発見が難しくなるため、一旦遭難事故が起こると救難活動が困難な海域であることもまた、事実です。

ただし、出版物やテレビで扱われている遭難事故に関する報道について、その多くが事実を湾曲、あるいは誇大化される傾向があり、事実を伝えているとは言い切れないのが実情です。

例えばバミューダ・トライアングルでの遭難例として有名な、1945年12月に発生した米海軍機5機の失踪については、実際には悪天候とパイロット達の訓練不足が重なったのが、実際の原因とされています。

マスコミによる報道が過熱し、針小棒大に事実が歪められて伝えられるようになるうち、周辺海域で生じた事故までもが、あたかもバミューダ・トライアングルで起きたように報道されたり、甚だしくは実際の事故が起きていない、完全に捏造された事故の報道までが成されるようになり、その事がバミューダ・トライアングルの『伝説』として広まっていってしまったというのが、どうやら真相と思われます。

 

■おわりに

バミューダ・トライアングルの『伝説』は結局『伝説』でしかなかったのでしょうか。

ちょっと安心しましたが、同時に少しだけガッカリしたような気分にもなりますね。

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