人も自動車もゴンドラで? ユニークな世界遺産、スペイン・ビスカヤ橋について。



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”世界遺産”と言われて、エジプトのピラミッドや中国の万里の長城のような、近代以前の古い時代に作られた石造りの建築物、という印象を抱く人は多いのではないでしょうか?

世界遺産の中には、近代以降に建築された建造物も数多く含まれています。

今回はその中でもちょっと風変わりな建造物、スペインにあるビスカヤ橋を紹介致しましょう。

 

■in 1893

ビスカヤ橋は1893年に建設された橋で、運搬橋と呼ばれるタイプとしては最も古いものです。

設計者のアルベルト・パラシオは、有名なパリのエッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルの弟子に当たる人物です。

ところで、運搬橋とは一体どのような橋でしょうか?

河川や運河に橋をかける際に問題となるのが、航行する船舶と橋桁部分が干渉することです。

河川や運河を航行するのは小型の(橋の下を通れるような)船ばかりではありません。

対策として考えられる方法としては、

1)橋桁を高くする
2)橋桁を可動式にして、船の通行の際に動かす
3)橋桁を移動させて上に乗った通行人等を渡す

の3つが考えられます。運搬橋は3)のタイプ……橋桁をゴンドラ状にして、その上に自動車や通行人を乗せて移動、河川を渡す構造の橋のことです。

言葉の説明だけでは捉えにくいと思いますので、実際の様子を見てみることにしましょう。

以下の動画を御覧ください。

 

■ビスカヤ橋の動画

これは現在でも使用されてるビスカヤ橋が実際に稼働する様子を撮影した動画です。

河川のかなり高いところに橋桁のような構造が見えますが、これはゴンドラを移動させるためのレールに当たります。

ただ、観光用に歩行者専用の通路が設置されており、景色を眺めながら徒歩で渡ることができます。

画面右手からゆっくりと、橋から吊り下げられた大きなゴンドラが動いてくるのが見えます。

このゴンドラには6台の自動車と30人程の通行人を載せることが可能で、164メートルある川を約2分かけて渡ります。

橋の運用は24時間行われており、ゴンドラは8分間隔で橋の両端を行き来しています。

ビスカヤ橋は2006年にユネスコの世界遺産に登録されました。

 

■おわりに

橋桁の代わりに可動式のゴンドラに乗って川を渡るとは、なんだか橋というより乗り物のような感じですね。

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