第二次世界大戦当時、世界最大の潜水艦『伊400』、ハワイ沖で発見。



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第二次世界大戦の時代、日本でも様々な軍用兵器が開発製造されました。ことに有名なのは世界最大の戦艦、大和でしょう。

大和と同じ時代、日本軍が世界最大の潜水艦を造っていたことはご存知でしょうか。

その潜水艦、『伊400』がハワイ沖の海底から発見されたというニュースがありました。

 

■伊四〇〇型潜水艦

伊400は昭和19年(1944年)12月30日に竣工した、『伊四〇〇型潜水艦』の一番艦です。

第一次世界大戦の後、軍縮条約によって戦艦などの主要艦艇をアメリカ軍の六割までしか保有できなくなった日本海軍は、条約の影響を受けない潜水艦と航空機によって米海軍を損耗させる漸減作戦を立案、その作戦においてアメリカ西海岸にある米軍艦隊を攻撃できる潜水艦の構想が生まれました。

この構想を元に建造されたのが、当時世界最大の潜水艦であった、伊四〇〇型潜水艦です。

伊四〇〇型潜水艦は全長122目メートル、排水量3350トンありました。

これは当時日本軍が保有していた軽巡洋艦を超えるサイズでしたが、潜水艦としての性能は高かったと言います。

地球を1周半できる航続距離は理論上、地球上のどこの海にも赴くことが出来、そのまま直接日本へ帰投することも可能でした。

もう一点、特筆すべきは水上攻撃機『晴嵐』を3機搭載できるということです。

これはアメリカの戦略的要所であるパナマ運河への攻撃を行うことを考慮して設計されたものでした。
 

■終戦後の経緯と、沈没船の発見まで。

3隻が建造された伊四〇〇型潜水艦でしたが、終戦後アメリカが接収、いずれも米軍の訓練標的として利用されて沈没しています。

今回発見されたのはハワイのオアフ島南岸沖に沈んでいた、同型潜水艦の1番艦、伊400です。

2013年8月に同艦を発見したのはハワイ・ホノルル大学の研究チームでした。

2005年には同チームが伊四〇〇型の二番艦である伊401を同じくハワイ近海で発見しています。

第二次大戦当時、連合国軍側は終戦まで伊四〇〇型の存在を知らなかったと言われています。

米軍は同艦の建造技術の高さに驚嘆し、その技術がソ連に伝わる事を恐れ、同艦を海に沈めたのだとされています。

1960年代になって、核ミサイルを搭載した原子力潜水艦が建造されるまで、伊400を超える大型潜水艦が建造されることはありませんでした。

 

■おわりに

この伊400のように、歴史的に知られていながらも未だその残骸が発見されていない潜水艦はまだいくつもあるということです。

一体、どこの海底に、どのように沈んでいるのか、非常に興味を感じさせる話ですね。

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