えっ、意外! 世界遺産に登録されていないアノ物件とは?



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1972年、ユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき、これまで世界遺産リストに登録された物件は2013年時点(第37回世界遺産委員会終了時)で条約締結国190カ国、登録数は実に981件となっています。

これだけ多くの物件が登録されているとなれば、およそ世界的に知名度の高い文化遺産や自然公園などはほぼ登録されている……ようにも思えますが、実は世界遺産未登録の意外なものが結構あること、ご存知でしたか?

 

■厳重なる審査

世界遺産は、単に登録申請すれば認められるというものではなく、登録されるには厳しい審査を経る必要があります。

世界遺産の登録を最終的に決定するのはユネスコの世界遺産委員会ですが、最初からこの委員会が登録審査を行うわけではありません。

登録申請の推薦を受けた物件は、委員会による最終決議の前に、諮問機関による評価が行われます。

文化遺産の候補の場合は国際記念物遺跡懐疑(ICOMOS)が、自然遺産の候補の場合は国際自然保護連合(IUCN)がそれぞれ事前調査を行い、登録の可否をユネスコに勧告します。

2013年に富士山が世界遺産に登録されたことは記憶に新しいところですね。

正確には、登録された物件名は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」と言って、実際に登録されたのは富士山を中心とした山岳信仰や富士山を題材とした浮世絵の存在など、その文化活動全般でした。

ここで注目して戴きたいのは、富士山の登録が自然遺産としてではなかったということです。

当初は自然遺産への登録を目指していたのですが、ゴミの問題など、環境的に解決の難しい問題があった為、最終的に文化遺産への登録という事情があったのです。

富士山の例のように、厳しい審査基準に阻まれてまだ世界遺産に登録されていない文化遺産や自然は数多く存在するのです。

 

■有名なあの滝も。

実際に世界遺産に登録されていない物件の例です。

・ノイシュバンシュタイン城

ディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルとしても有名なドイツ・バイエルン州にある有名な観光スポットですが、世界遺産には登録されていません。

建設されたのが19世紀末と比較的新しい時代であること、また建設主であったバイエルン王、ルードヴィヒ2世の死によって、建設予定であった多くの部分が未完成のまま終わったことが大きな理由のようです。

また、その建築様式があまり高く評価されていないとも言われています。
 

・凱旋門

ナポレオン・ボナパルトが作らせた、有名なパリの凱旋門(エトワール凱旋門)ですが、この建造物も世界遺産には登録されていません。

パリではセーヌ川を中心とした一角が『パリのセーヌ河岸』として世界遺産に登録されていますが、凱旋門はこの該当区画には位置していません。

そのことが、凱旋門が登録されていない大きな理由となっているようです。
 

・ナイアガラの滝

世界三大瀑布のひとつとして非常に有名なナイアガラの滝ですが、意外なことにこの滝もまた、世界自然遺産に登録されていない物件のひとつです。

理由はその位置にあります。

ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境に位置しますが、世界遺産への登録申請は国単位で行われるため、そのことが複雑な事情となって申請が難しい状況に置かれているのです。

 

■おわりに

世界でも有名な物件でありながら、世界遺産に登録されていない(出来ない)物件は結構たくさん存在するんですね。

ちょっと意外な気もします。

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