その正体は宇宙人か……遮光器土偶の謎



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縄文時代に製作されていた土製の人形、土偶。その神秘的なデザインから、用途やモデルについて様々な議論を生んでいますが、中でも特徴的なデザインで興味を惹くのは、遮光器土偶と呼ばれるものでしょう。

宇宙服とも思えるそのスタイルやゴーグルをつけたような顔のデザインから、太古の時代に地球を訪れた宇宙人をモデルにしたとも言われていますが、果たしてその真相は……?

 

●豊穣や多産を祈願する祭事用の人形だった?

世界的に、土偶に類似する土で作られた人形は数多く出土しています。

そのデザイン的な特徴(女性の乳房や臀部、生殖器の強調)から初期の農耕社会において、穀物の豊作や多産を神に祈願するための祭事に用いられたものだと考えられています。

土偶は沖縄を除く日本全国で出土していますが、出土件数は東日本に偏って分布していることがわかります。

ほとんどの土偶は女性をかたどって作られていますが、全身像ばかりではなく、臀部や生殖器のみを象ったものも数多く出土しています。

ごく稀な例として男性器を模したものや、男女のペアという形で、男性をかたどった土偶も存在しています。

発掘された土偶はそのほとんどが人為的に腕や脚などの一部が破壊された状態で見つかっており、完全な形で出土したものは稀です。

これは祭事の際、わざと壊して厄を払うことが目的だったと推測されています。

 

 
●古代シュメールの女神という説も?

JomonStatue (1)

遮光器土偶は東北地方で多く出土している土偶の一種です。

その極めて特徴的なデザインで有名であり、一般に土偶と言えばこの遮光器土偶を思い浮かべる人も多いでしょう。

デザインの特徴を見れば、大きな臀部や太もも、胸元に確認できる乳房など、他の土偶と同様の目的で製作されたものであると推測できます。

極めて特徴的なのはその顔、大きなゴーグルをかけているようなそのデザインでしょう。

細いスリットの入ったゴーグルのような形状が、イヌイットが用いた遮光器に良く似ていることから、この名称で呼ばれています。

極端にデフォルメしたそのプロポーションは、見ようによってはだぶだぶの宇宙服を着ているように見えなくもありません。

遮光器のデザインと合わせ、まるで宇宙服を着た人間のように見えるというのもうなずけます。

遮光器土偶には宇宙人をモデルとしたという説の他、東北地方で信仰されていたアラハバキ神を模したという説、果てはシュメール神話の女神イシュタルであるという説も存在しますが、その真相は謎に包まれています。

 

■おわりに

ひと目見れば決して忘れられないこのデザイン……確かに宇宙人のように見えなくもありませんね。

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