ブザー音だけを放送して30年 不気味なロシアの放送局UVB-76



お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


1970年代から1990年代にかけて、世界中で”乱数放送”と呼ばれる謎の怪電波が横行したことがあります。

意味不明の数列を音声で放送することからついた名称で、発信者不明の場合も多々ありました。その目的は、敵国に潜入した工作員に乱数表を用いて指示を与えることにあったと言われています。

インターネットが普及した現代、乱数放送を始めとする目的不明の電波放送はほとんど無くなっていますが、いまだ、謎の放送を続ける放送局が存在します。

モスクワ郊外にある放送局、UVB-76も、現在に至るまで謎の放送を続けていることで知られる放送局のひとつです。

 

●通称『ザ・ブザー』と呼ばれるその放送とは?

この謎の放送を行っている放送局はモスクワの北西40kmに存在していることが判明していましたが、2010年に移転されたという説もあります。

この放送が開始されたのは1982年、当初は電子音が用いられていましたが、1990年初頭から現在のブザー音に切り替わりました。

放送は短波で行われ、その放送内容は、1分間に25回のサイクルで単調なブザー音を繰り返し流すというものです。通常の人間の音声による放送は、確認されている限り、過去5回しか行われていません。

その放送内容の不可解さから、世界中の短波受信を趣味とする愛好家たちから『ザ・ブザー(The Buzzer)』と呼ばれていますが、放送の目的や理由は一切公表されておらず、謎に包まれています。

 

 
●放送の目的は一体……?

UVB-76のブザー音のサンプルは、Youtubeにもアップされています。

UVB-76は2010年に入って一度停波したことが確認されています。

これは施設移転に伴ってのことであったと推測されていますが、ちょうどこの時期はロシア軍で再編が行われていた時でもあることから、この放送局が何らかの軍事目的のために運用されていると推測されています。

その放送内容から、UVB-76が世界各地で行われていた乱数放送同様に、敵国に潜入した工作員に指示を与える目的で行われていると推測する人は少なくありません。

UVB-76同様、かつて多くの放送が確認された乱数放送も短波域で放送であったことがその根拠とされています。

『デッドマン装置』の役割を担っているとする説も存在します。

『デッドマン装置』とは、何らかの信号を発し続けることでその機構を含む施設などが正常稼働していることを示す装置のことです。

電車等の運転レバーにも同様の機構が導入されています。(運転手がレバーを握っている間は信号を発して電車が正常運行していることを示しています)

その説によれば、UVB-76はモスクワに近い場所に位置していることから、この放送はモスクワが健在であることを示すために発信されているものであるとされています。放送が72時間以上途切れた場合はモスクワに核攻撃が行われたと判断し、独自判断で報復攻撃が行えるようになっていると主張する人もいます。

あるロシアの科学雑誌に掲載された情報によれば、電離層の変化を観測するために用いられている短波域の周波数が、UVB-76の周波数と一致するといいます。

地下核実験の際に発生する電磁パルスは電離層に影響を与え変化が起こります。

このことから、UVB-76は電離層の変化を測定するために発信されているとする説が近年では有力視されています。

 

■おわりに

内容が分からないから怖い、というものは確かに存在しますよね。

そんな放送が飛び交っているのだと想像しだすと、夜も寝られなくなりそうな気がします。

お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】