大洪水は本当に起きた? ノアの方舟の謎



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2014年6月に公開予定の新作映画、『ノア 約束の舟』。旧約聖書に描かれた物語の中でも特に知名度の高いエピソードのひとつ、『ノアの方舟』を原作とした作品ですね。

この、『ノアの方舟』に描かれる大洪水が、現実に起きた可能性がある……という説があることを、皆さんはご存知でしょうか?

 

●世界中に残る”大洪水”の伝説

地上の人間たちが悪行ばかりをしている様子を見た神は洪水を以って人間を滅ぼそうと考える。

そのことを神から伝え聞いたノアは巨大な方舟を家族と共に築き、地上のあらゆる動物のつがいを乗せて洪水に備える。

40日40夜続いた洪水で人類は滅びてしまうが、ノアの家族と動物たちはアララト山に辿り着き、生き残ることができた……。

『ノアの方舟』の物語において、人類を滅亡させるに至った大洪水。実はこれによく似た伝説が世界各地に残る神話によって語られています。

ギリシア神話では、主神ゼウスが人類を滅ぼそうと洪水を起こしますが、父プロメテウスにそのことを教えられたデウカリオンとその妻ピュラーは方舟を築いてそれに乗り、生き延びます。

古代メソポタミアに伝わるギルガメシュ叙事詩にも、天空の神エンリルが引き起こした洪水によって人類が危うく滅亡しそうになる、という一節があります。

他にも、インドやアフリカの神話や、エッダ(北欧神話)、中国の伝説にも、同じような大洪水が語られています。

なぜ、このように大洪水をモチーフとした伝承が、世界各地の神話・伝説で語られているのでしょうか?

洪水を神による天罰とする、勧善懲悪の寓話としてのテンプレートであると捉える考え方がある一方、実際に起きた洪水を元にそれらの神話・伝説が構築されたとする説も、大きく分けて2通りの仮説が存在しています。

 

 
●地域的洪水説と、地球大洪水説?

ひとつは地域的に起きた洪水に基づくとする仮説。

これまでの研究により、およそ文明が発祥する場所はその殆どが大きな河川や海岸近くであることが分かっています。

これは主に農業用水や舟による物流手段の確保が文明の発達に必要不可欠であったからですが、こうした水辺に築かれた文明は、河川の反乱や津波といった大規模の災害に見舞われる可能性も高く、実際に起きた洪水が神話等の形で伝承されるのは不思議ではないと言えるでしょう。

一方、同時発生的に地球規模で巨大な洪水が発生したとする仮説も存在します。

未知の惑星や彗星の接近が地球的規模の大洪水を引き起こしたとする説も存在しますが、より説得力のある仮説として挙げられるのは温室効果説でしょう。

ノアの大洪水以前の時代、地球は分厚い雲で覆われていた、いわゆる温暖化の状態にあったと言う説が存在します。

この時代は地球全体が温暖な気候だったとされています。

やがて、何かが原因となり、この地球全体を覆っていた雲が一斉に雨となって降り注いだ、というのがこの仮説です。

計算をおこなったところ、この時の雨量は地球の陸地すべてが水没するに充分足る水分を蓄積していた可能性があることが分かっています。

では、その時地球全体を覆った水はどうして失われてしまったのでしょうか?

実は、その水は決して失われたわけではありません。

雲を失った地球は、緯度差に応じた気温の温度差が発生、低温化によって水が凍りついてその分陸地が界面から現れたと言うのです。

実際、現在南極大陸や北極海に存在する氷がすべて解けた場合、海面上昇で地球のほとんどの陸地が水没するとも言われています。

 

■おわりに

地球温暖化の問題が叫ばれる今日、急激な気象変動が再び地球に大洪水をもたらすような事もありうるのでしょうか?

早急な対策が求められているのかもしれません。

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