地球はやっぱり平面だった? 地球平面協会



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ほとんどの現代人は、地球は球形をしていると信じているでしょう。

それはマゼランの世界一周で実証された、揺らぎない事実と考えているからです。

しかし、信仰上の理由から、現代でも地球が平面世界であると主張する人々がいます。

キリスト教非主流派の一派で、『地球平面協会』と呼ばれています。

 

●古来、世界は平面だった。

古代ギリシアの学者によって地球が球体であるという概念が提唱される以前は、ごく当然のこととして、この世界は平面上の大地の上に存在していると信じられてきました。

紀元前4世紀にギリシアで地球球状説が生まれてからヨーロッパにその考えが広がるまで数百年の歳月を必要とします。

現代の地球平面説の原点にあるのは信仰です。

地球平面協会の思想の元となっているのは19世紀のイギリス人、サミュエル・ロウボトムの考え方。

彼は自身の宗教的スタンスから聖書の記述を解釈し、地球は平面であるという考え方を16ページのパンフレットにまとめて出版しました。

後にこのパンフレットは地球平面協会によって加筆修正され、430ページの書籍になっています。

地球平面協会によれば、地球は以下のような世界であるということです。

・地球は円盤形である。
・世界の中心には北極がある。
・世界の外周は45メートルの高さの氷の外壁(南極大陸)に囲まれている。
・太陽も月も直径50km程度の天体である。

ちなみに、このモデルは国際連合の旗のデザインに良く似ており、地球平面協会では実際にこの旗を、自分たちの主張の根拠としているといいます。

 

 
●人工衛星による地球の写真が公表されても、なお……。

ロウボトムの思想を受け継いだ国際地球平面協会が設立されたのは1956年のことでした。

その翌年、最初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられられます。

間もなく、人工衛星から撮影された地球の写真が公開され、地球が球状であることが客観的に照明されるに至りますが、国際地球平面協会の創始者であったサミュエル・シェーントンはその写真をまやかしであると断言、信じることはなかったと言います。

国際地球平面協会はその最盛期には20000人を超える会員がいたと言われています。

彼らはアメリカ政府やNASAを激しく攻撃し、その活動が支持者を増やす原動力になっていたのかもしれません。

彼らは聖書に記載にある、世界が平面であることを指し示す記述を文字通りに解釈し、その科学的説明を試みようとしていましたが、残念ながら時代の進展とともに、そうした考え方は古い考えに固執する人間の典型例と見られるようになり、協会は縮小に向かいます。

サミュエル・シェーントンの死後、一旦活動を停止していた協会でしたが、インターネットの時代となり、その活動の場をソーシャルネットに移して、再び活動を開始しています。

 

■おわりに

国際地球平面協会の思想を、非科学的と断定することは容易かもしれません。

しかし、彼らにはそれを信じる確たる理由があり、その意味では科学を信奉する人間との差は、さほど大きなものではないのかも知れません。

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