地上に降りたコアラ? ユーモラスな有袋類ウォンバット



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動物園の人気者と言えばジャイアントパンダ、そしてコアラを思い出す方も多いのではないでしょうか。

コアラはオーストラリアに棲む樹上生活をする有袋類の動物ですが、木に昇ることなく、地上で生活するコアラの仲間がいることはご存知でしょうか?

 

●なぜ、有袋類はオーストラリアだけにしか生息しないか?

有袋類とは哺乳類と同じ哺乳綱に属する動物のグループです。

その最大の特徴はその名前が指し示す通り、子どもを育てるための育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋のような器官を持つことです。

一般の哺乳類は有胎盤類と呼ばれ、子どもを胎内である程度育てた上で出産しますが、有袋類にはこの胎盤がなく、胎内で子どもを成熟させることができません。

代わりに、有袋類は育児嚢に出産した未熟児の子どもを入れて一定期間、育てるわけです。

有袋類が誕生したのは中生代白亜紀(1億4500万年前~6500万年前のことです。

この時代には有袋類以外の、哺乳動物の祖先(カモノハシやハリモグラ等の単孔類、一般的な哺乳類である真獣類)が誕生し、恐竜の絶滅後、新生代になって大きく世界に拡散していくことになります。

同時期に誕生し、拡散を始めた有袋類と真獣類でしたが、生存競争において有利だったのは胎盤を持つ真獣類でした。

初め、南北アメリカ大陸に生息していた有袋類はやがて真獣類に追いやられ、やがて南極大陸を経て、当時南極と地続きだったオーストラリアまで追い込まれていったのです。

 

 
●寂しいと鬱になってしまうウォンバット?

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ウォンバットはカンガルー目に属する有袋類の1種です。

ずんぐりとした体格とつぶらな目、そして特徴的な鼻が印象的な草食動物です。

鼻の形からコアラを連想される方も多いかと思いますが、実際にウォンバットはコアラの近似種にあたります。

ウォンバットという名前も、その鼻に由来します。

ウォンバットとは、オーストラリアの先住民アボリジニの言葉で『平たい鼻』を意味しています。

ずんぐりしたその体格に似合わず、短距離であれば時速40kmで走ることもできます。

基本的には穏やかな性格で人間にも良くなつくようです。

自然保護地区で飼われていたあるウォンバットは、サイクロン(台風)通過後8週間、公園が閉鎖され営業が停止してる間に異常行動を見せるようになり、体重が20%も減少してしまいました。

原因はサイクロンだけではないと考えた職員が調査したところ、どうやらこのウォンバットは公園の営業が停止したため、来園したお客さんとのコミュニケーションが減ってしまったため、『寂しさのあまり鬱のような状態』になってしまったということが判明したということです。

その後、公園職員の看護のおかげで、すっかり元気を取り戻したそうです。

 

■おわりに

ウォンバット、なかなかユニークな動物のようですね。

日本では多摩動物公園(日野市)や東山動物園(名古屋市)、五月山動物園(池田市)といった動物園で飼育展示されていますので、会いにいってみてはいかがでしょうか?

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