パンから作る? 古代エジプトのビール醸造者の墓が発見される



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クリスマスから忘年会、そして新年会のシーズンと、まだまだ宴会の季節が続きますね。

宴会の主役と言えばなんと言ってもビールでしょう。ビールは古代メソポタミアでも飲まれていたことが知られる、歴史の古いお酒です。

ナイル川西岸で、古代エジプト文明の時代、ビール醸造所を営んでいた人物の墓が発見されたというニュースです。

 

●パンからビールを作っていた?

古代エジプトでビールの醸造が行われていたという記録は、紀元前2000年頃のものとされる壁画やレリーフなどから読み取ることができますが、実際には紀元前3000年頃にはすでに作られるようになっていたと考えられます。

この時代、死者を弔う儀式に用いられた『死者の書』と呼ばれる文書が存在しましたが、その文書中にもビールに関する表記を見ることができます。

エジプトのビールの特徴は、麦から直接醸造するのではなく、食用のパンを使うという点にあります。

ビールの製造に用いられたのは大麦のパンで、中を生焼けに残したパンをちぎってお湯に浸し、若草を加えてそのまま煮込んだものを発酵させ、醸造していました。

このパンを湯に浸し煮込むというビールの製法は、後にローマを介してヨーロッパに持ち込まれ、スープの製法にも応用されています。

当初、古代エジプトではビールは家庭で作られるものでした。

家庭においてビール作りに携わるのは女性で、彼女たちはビールを売って歩く役割も担いました。

 

 
●早稲田大学の調査隊が発見

エジプト考古省は2014年1月3日、ナイル川西岸の南部ルクソールで、ビール醸造者の墓を発見したことを発表しました。同地区は『王家の谷』等の多くの遺跡があることで知られています。

発掘作業を行ったのは、日本の早稲田大学エジプト学研究所の所長で考古学教授の近藤二郎氏が率いる調査隊でした。

調査隊は紀元前1300年頃に在位したファラオ、アメンホテプ3世の発掘調査中、偶然、この墓を発見したとのことです。

この時代にはビール製造が大規模な醸造所で行われるようになっており、醸造所の経営者が巨額の納税をしたという記録が当時の文章に残されています。
今回発見された墓の主も、ビール醸造で稼いでいた経営者だったのかもしれません。

墓所は保存状態が極めてよく、当時の風俗や宗教儀式を描いた壁画が多数残されているそうです。

将来は一般公開することも検討されており、現在墓所の補修・復元作業が行われているそうです。

 

■おわりに

パンからビールを作るというのは意外ですよね。

古代エジプト人も、宴会では『とりあえずビール』、だったのでしょうか?

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