まるで光学迷彩? 『見えないビル』ソウルに建設



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そこにいる人や物が姿を消してしまう……昔から隠れ蓑などと呼ばれる、そんなフィクション上のギミックが存在します。

現在では、アニメーション映画『攻殻機動隊』に登場した”光学迷彩”がその代表格と言えるでしょう。

SFやファンタジーのアイデアとばかり思いがちですが、なんと、お隣の国韓国で、まるごと姿を消してしまう『見えないタワー』の建設計画が進んでいるとのこと。一体どんな建物になるのでしょうか……?

 

●そもそも『光学迷彩』とは?

人間が、身に付ける物(服や鎧、盾など)の力で見えなくなるというアイデアそのものは、古くから洋の東西を問わず存在していました。

カメレオンや一部の昆虫など、体色を変化させたり擬態することで姿を隠す動物の生態が、その発想の原点にあるのかもしれません。

日本の民話に伝承される『天狗の隠れ蓑』や、ギリシア神話の『ハデスの兜』など、枚挙に暇がありません。

近年になると、このアイデアは主にSF系のエンターテイメント作品で好んで用いられるようになります。

映画『プレデター』で、宇宙から飛来した狩猟民族が地球人類を凌ぐ技術力で自らの姿を消し去ってしまう場面が効果的に使われていたのは印象的でした。

多種多様な作品に、様々な呼称で登場したこのアイデアに対し、日本では長く定まった呼称が決まらず、マチマチな呼ばれ方がされていましたが、士郎正宗のマンガ『攻殻機動隊』の登場で状況が変化します。

この作品に登場する特殊部隊用の迷彩装備『光学迷彩』という呼称が、後に同作を原作とするアニメ映画のヒットに伴い、アニメファンやミリタリーファンの間で同種のアイデアの呼称として定着していきました。

 

 
●カメラとLEDディスプレイで『消失』を演出

このタワーはアメリカの建築事務所が設計したもので、2011年に実施された韓国土地住宅公社のコンペで優勝したものです。

塔の名前は『タワー・インフィニティ』。完成時の高さは450メートルになります。この高さは塔としては世界第6位の高さとなります。

完成時期は公表されていません。

『タワー・インフィニティ』はガラス張りの外面にカメラとLEDモニタを取り付けた構造となっています。

カメラは3段階の高さに6機ずつが備え付けられ、タワー周辺の風景を撮影、映像はデジタル的に処理された上で壁面に備え付けられたLEDモニターに表示されます。その映像によってタワーは周囲の景色に”溶け込み”、その姿を消すわけです。

消費電力を変化させることで、タワーの”透明度”も変化させることが可能、100%の出力では完全にタワーを消すことが出来ますが、出力を50%以下に抑えることで『半透明』の状態にすることもできるということです。

完成後、タワーは主にレジャー施設として利用される予定との事。

世界で3番目に高い展望デッキを備える他、映画館や飲食店、館内ジェットコースターの設置も予定されているということです。

 

■おわりに

姿の見えない高層建築ということですが、航空法の安全基準に準拠しているのでしょうか?

ちょっと気になるところです。

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