力学的には不可能? 聖ヨゼフの奇跡の螺旋階段



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本来、ありえない筈の構造物なのに、なぜかそこにある……そんな不思議な建築物が、世界には確かに存在します。

アメリカはニューメキシコ州のとある修道院の螺旋階段もそんな不思議な建築物のひとつです。

一見、普通に見えるその螺旋階段には、一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?

 

●支柱が存在しない、不思議な螺旋階段

通常、螺旋階段を作るためにはその中心、もしくは外側に階段を支えるための支柱となるものが必要です。

ビルなどの非常階段や、一般の家屋に見られる螺旋階段の多くは支柱を中心にその外周に階段が据え付けられる様な構造になっていますよね?

その支柱がなければ、螺旋階段を作ることはできません。

ヨーロッパの古城や塔に見られるような螺旋階段の場合は、外周部の壁が階段を支える支柱の役割を果たしています。

この場合、中央部は中空になっていて、階段の上下を見渡すことができます。

ところが、ここで紹介する螺旋階段は、そのどちらの支柱にも該当するものがありません。

螺旋状の階段だけが、何かに支えられることもなく、上下の階層を繋いでいるのです。

百聞は一見にしかず、まずは実際の映像を御覧ください。

いかがですか?

なんとも不思議な構造の螺旋階段ですよね。

 

 
●杜撰な設計が生んだ奇跡の階段?

この不思議な螺旋階段は、アメリカ・ニューメキシコ州のサンタフェにある修道院、ロレットチャペルにあります。

このチャペルが建築されたのは1873年のこと。

実はこのチャペルにはもともと設計上、とんでもないミスがありました。

聖堂の2階部分に聖歌隊が歌うための吹き抜け構造のステージがあるのですが、そのステージと1階のフロアを繋ぐ階段がなかったのです。

修道女たちが困り果てていると、ある日一人の老人がチャペルを訪れ、手持ちの最小限の工具だけで、わずか数日でこの階段を作り上げてしまいました。

階段を製作するにあたっての記録はまったく残っておらず、この階段がどのように作られたのか、まったく分かっていません。

老人は修道女たちに名を告げることもなく立ち去ってしまい、誰が何故、この階段を作ったのかも分からないということです。

階段は使用に耐える充分な強度があり、10人以上が同時に階段に乗っても壊れることはなかったということです。

作られた当初は手すりがありませんでしたが、使用するものが危険を感じることから、後に手すり部分だけが増設されました。

階段が充分な強度を持っている理由として、階段全体がスプリングのような伸縮性のある構造になっているという仮説もありますが、実際どのように強度を保っているかは分かっていません。

今では普段この階段が使われることはなく、結婚式の際にのみ用いられるそうですが、今なお使われていることだけは間違いありません。

 

■おわりに

強度のこともさることながら、一体こんな階段をどうやって作ったのか、とても不思議ですね。

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