SFの世界が現実に? パワードスーツ量産販売へ



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衣服のように着用して動くだけで、人体の筋力や行動力を強化する『パワードスーツ』。

SFの世界ではお馴染みのギミックですが、このパワードスーツを量産販売する計画をパナソニックが発表しました。

いったいどんなものになるのでしょうか?

 

●その名前はハインラインの小説『宇宙の戦士』から

パワードスーツとは、人体に装着して使用する外骨格もしくは衣服型の装備のことです。

動力として用いられるのは電動アクチュエータや人工筋肉など、さまざまな方式が考案されていますが、人間の動きをトレースして作動(マスタースレーブ方式)し、その力を強化することでは一致しています。

『パワードスーツ』という名称はアメリカのSF作家、ロバート・A・ハインラインの小説『宇宙の戦士』に登場する強化防護服の呼称から来ています。

原作や、アメリカ製のボードゲームでは宇宙服のようなデザインで描かれていましたが、日本語版がハヤカワ文庫から刊行された際に描かれたロボット的な外観のイラスト(デザインは『マクロス』等で有名なスタジオぬえ)で有名となり、後の『機動戦士ガンダム』に影響を与えたことでも知られています。

『宇宙の戦士』の影響で、フィクションの世界では兵器の一種として描かれることの多いパワードスーツですが、現実には人間の労働や医療介護を補助する装置として開発が進められるケースが多いようです。

特に医療介護用としての開発は進んでおり、介護する側の負担(介護対象者を抱き上げたり運んだりする際の体力的負担)を軽減するためのアシスト機能を持ったものや、手足に障がいを持つ人の行動をサポートすることを目的としたものが複数の企業で開発されています。

 

 
●将来的には宇宙空間や海底での作業にも

(画像URL)

http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1401/06/l_yuo_suit.jpg

2014年1月2日にパナソニックが量産化を発表したのは、大型のアームが付いた作業用のパワードスーツです。前述の通り、多くの企業がパワードスーツの試作開発を行っていますが、量産が決定されたものは今回が初めてとなります。

試作品のイメージは正に映画『エイリアン2』に登場した作業用パワードスーツ「パワーローダー」そのものといった印象です。

開発を手がけたのは奈良にあるパナソニックの子会社、アクティブリンク。発表された試作品は100kgの重量を持ち上げ、走行速度毎時8km程度、10度の勾配の坂を上がれる性能を有しています。

パナソニックでは性能を制限し、30kg程度の重量の荷物を運搬できるタイプを量産、早ければ2015年には販売する予定とのことです。

また、将来的には宇宙服や潜水服に内蔵して、宇宙空間や海底での作業が行えるパワードスーツを視野に収め、開発を進めているそうです。

 

■おわりに

ごく普通の街角で、パワードスーツが工事や作業をしている、そんなSF的な光景が現実のものとなるのも、そう遠い将来のことではないかもしれませんね。

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