その量、なんと地球の100兆倍? 120億光年彼方に大量の水を発見



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地球の生命を育んだのは太陽の光と海であったことは良く知られています。

ですが、なぜ地球にこれほど大量の水が存在しているかについては、今もなお謎が残っています。

2011年、地球から120億光年も離れた遠い宇宙に、地球の水の100兆倍という想像を絶する量の水が発見されました。

 

●地球の水は彗星がもたらした?

一般的な説では、地球の海の水はもともと地球を構成した微惑星や星間物質に含まれていたものと考えられています。

およそ46億年前、塵やガス等の星間物質が重力によって収斂し、原始太陽系を形成しました。

そのほとんどは太陽を構成する物質となりましたが、残された星間物質から太陽を公転する惑星が形作られます。

微惑星の衝突により原始地球が形成されました。衝突のエネルギーによってその表面はマグマに覆われ、微惑星に含まれていた揮発性物質が地球を覆い、大気となりました。

この大気の中に、やがて海を形成する水の元となる水蒸気も含まれていたとされています。

しかし、この説に疑問を抱く学者も少なくありません。

原始地球の温度は自身から生じた大気や水を保持するには高すぎて、説明がつかないというのがその主張です。

地球の水の起源を巡る議論の中で根強く支持されているのが、水は他の天体からもたらされれたという仮説です。

エッジワース・カイパーベルトから飛来する彗星の氷が海の元になったとか、水を大量に含んだ天体が地球の至近距離を通過し、水をもたらしたという仮説が存在しています。

 

 
●数百光年の範囲に広がる膨大な量の水蒸気

2011年、天体観測を行っていたコロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授は、地球から120億光年離れているクエーサーに大量の水があることを発見しました。

クエーサーとは日本語で『準恒星状電波源』といい、地球から非常に明るく輝き、恒星のよう見える天体を意味します。

120億光年彼方にあるということは、120億年前にはすでに存在していたことを意味します。

宇宙の誕生は136億年前と推定されていますので、その16億年後には既にこれだけの大量の水が宇宙に存在していたという事を意味します。

クエーサーの質量は地球の340億倍と推定され、その水蒸気は数百光年の範囲にわたって広がっています。

水量に換算すれば地球にある水の実に100兆倍あると言われており、銀河系に分布するとされる水の総量も、その4000分の1に過ぎないと言われています。

この発見は、地球の水の起源を巡る論説に、新たな仮説をもたらすのかもしれません。

 

■おわりに

地球の水の100兆倍の量とは、あまりに途方も無い量で想像することもできませんね。

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