恐竜時代の流行ファッション? 海生爬虫類は黒かった



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恐竜の外観や肉付きは化石から推測することが可能ですが、どのような色をしていたかまではわかりません。

しばしば、恐竜の想像図を巡って起こる議論のひとつですが、一部の恐竜がどのような色をしていたのかが判明したという研究成果が発表されました。

 

●海生爬虫類は黒かった

研究チームは博物館に保存されていた、海生爬虫類3種の化石から皮膚部分のサンプルを採取、このサンプルに含まれていた分子を分光計と電子顕微鏡で分析しました。

その結果、皮膚を構成していた軟組織には主にメラニンによる色素沈着があることが確認されたということです。

メラニンは人体にも含まれる色素で、髪の毛などの黒色の元となっていることはよく知られていますよね。

一方、メラニン以外の色素についてはほとんど確認ができず、特に赤や黄色の発色に関わる色素は、もともと検出が困難ということもあり、まったく見つかりませんでした。

この事から、海生爬虫類は黒、もしくは茶色の体色をしていたことが推測できます。

 

 
●なぜ”黒”だったのか?

虫眼鏡で紙を燃やす実験をしたことがある人は多いでしょう。

その際、白い紙よりも黒い紙の方が燃えやすい事を覚えていると思います。

黒という色には、光を吸収する性質があり、その為、レンズで集められた太陽光をより吸収し、発熱しやすいという特徴があるのです。

これと同じことが生物の体色にも言えます。現代の海で繁殖しているオサガメの甲羅は黒色をしていますが、これは体温を上昇、維持するためであると考えられています。

オサガメは海岸で日光浴する習性が知られており、黒い甲羅に太陽光を受けることで、太陽の熱を効率よく体内に取り込むことができる、というわけです。

これと同じことが古代の魚竜やカメの先祖にも言えると研究員たちは語っています。

体色を黒くすることで、太陽からの熱を体内に取り込み、海底で活動する際も体温を保持することが可能であったといいます。

また、身体が黒いことは、深い海で活動する海生爬虫類にとっては恰好のカモフラージュにもなり、身を守るためにも黒や茶色といった暗い体色をしていたのではないか、という推測もされています。

 

■おわりに

私たちも冬場になると暖かく過ごすために黒い上着を身につけることがありますが、太古の恐竜たちも同じように黒を身につけていたとは、面白いですよね。

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