土星だけでも1000万トン? 太陽系ガス惑星に眠る無尽蔵のダイヤモンド



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天然で最も硬い物質であり、宝石の王様と言ったら……そう、ダイヤモンドですね。

宝飾品としてだけではなく、工業用途にも有用なダイヤモンドですが、近年の研究によれば、太陽系に存在する4つのガス惑星に大量に存在する可能性が出てきているとのことです。

 

●ダイヤモンドは鉛筆の芯と同じもので出来ている?

ダイヤモンドは炭素からできる同素体の一種です。

同素体というのは、同じ元素で構成されながら、その構成のの仕方で物質の性質が異なるものを指します。

ダイヤモンドはキンバーライトと呼ばれる火成岩に含まれる炭素が、マントルの高熱・高圧状態の影響を受けて出来上がります。

地表近くに出てくる際に時間がかかると自らの高熱・高圧状態によって相転移を起こし、鉛筆の芯の原料として知られるグラファイト(黒鉛)になってしまいます。

一気に地表近くに移動して相転移を起こさなかったものだけがダイヤモンととなるわけです。

ダイヤモンドは天然に存在する物質としては、確認されている範囲では最も硬い物質です。

その名前はギリシア語の『adamas』(征服できない・懐かないの意味)に由来します。

 

 
●ダイヤモンドができる好条件の揃ったガス惑星

地球上でダイヤモンドができるには上記した通り、マントルの高熱と高圧が必要です。

逆に言えば、炭素が存在し、充分な高熱と高圧のある環境であればダイヤモンドができる可能性が高いとも言えます。

太陽系にある8つの惑星のうち、地球から見て火星よりも外側にある4つの惑星はその主成分がガスによってできているガス惑星ですが、そのガスの層の内側はダイヤモンドの生成に適した高温と高圧の状態にあるといいます。

旧来から、海王星と天王星に関しては、ダイアモンドが存在する可能性があるとされていました。

木星と土星もガス惑星ですが、この2つは質量が大きいため、温度や圧力が高過ぎると考えられるからです。

しかし、近年の観測データを元に計算を行ったところ、木星や土星でもダイヤモンドの生成に適した環境が存在する可能性があることがわかってきました。

木星と土星の核で生成されるダイヤは温度が高温過ぎるため溶けた状態の可能性があるといいますが、天王星と海王星からは地球と同じような固形のダイヤが採取できるかもしれません。

土星だけでも、その量は1000万トンに及ぶと考えられています。

 

■おわりに

希少なダイヤモンドも、あまりたくさんあるとありがた味が無くなってしまいますよね。

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