地球から8億キロ! 彗星探査機『ロゼッタ』再起動!



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飛行機の技術が進歩した現代、世界を旅することはそれほど労力を必要とすることではなくなりました。

しかし、宇宙の旅はまだまだ気軽にというわけにはいかないようです。

地球からはるか8億キロ、3年間の休眠から目覚めた彗星探査機『ロゼッタ』の話です。

 

●2004年に地球から旅立った『ロゼッタ』

『ロゼッタ』(英語:Rosetta space probe, フランス語:Sonde spatiale Rosetta)は2004年3月に打ち上げられた彗星探査機です。開発・運用を行っているのは欧州宇宙機関(ESA)です。

元々はNASA(アメリカ航空宇宙局)との共同開発計画としてスタートしましたが、計画の途中でNASAが離脱、ESAの単独事業として計画が進行しています。

『ロゼッタ(Rosetta)』という名前は1799年、エジプトで発掘され、神聖文字(ヒエログリフ)の解読のきっかけを作った石板『ロゼッタストーン』に由来します。

『ロゼッタ』には着陸機『フィラエ(Philae)』が搭載されており、目的地の彗星チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達後、その地表に投下する予定です。

成功すれば、人類史上初めて彗星に着陸を果たした探査機となります。

当初、『ロゼッタ』は2003年に打ち上げられ、2011年にワータネン彗星に到達する予定でしたが、打ち上げに使用する予定であったアリアンロケットが2002年に事故を起こした影響で計画が順延され、目的地の彗星も変更されました。

 

 
●3年間の”冬眠”を終えて再起動

現在『ロゼッタ』は地球から8億キロ、木星軌道を通過した辺りにあります。

2011年6月以降、ほとんどの電源を落として”冬眠状態”になっていましたが、2014年1月20日、約3年ぶりの再起動を果たし、地球への信号送信に成功しました。

地球から8億キロともなると、太陽からの距離もそれだけ遠く離れることになります。

太陽光の力はそれだけ弱くなり、太陽電池パネルを搭載していても発電効率は大きく低下することになります。

そこで、『ロゼッタ』は無駄な電力の消耗を避けるために電源を落とし、電力を温存していました。

1月20日の現地時間19時過ぎ、ドイツにあるESAの管制センターが『ロゼッタ』からの信号を受信し、無事再起動したことが確認されました。

ロゼッタはこの後、2014年8月頃にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に接近、11月には着陸機『フィラエ』を投下、そのまま彗星を追跡する形で太陽付近を通過する軌道に乗ります。

 

■おわりに

2004年の打ち上げから10年かけ、ようやく目的地の彗星への接近を果たそうとしている探査機『ロゼッタ』。

無事任務を遂行できることを祈りたいですね。

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