パリだけじゃない?世界に散りばめられた凱旋門の話



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『凱旋門』と聞いて、多くの人がまず思い出すのは、おそらくはパリにある凱旋門(エトワール凱旋門)ではないでしょうか?

古代ローマに起源を持つという凱旋門は、パリだけではなく世界中に建設されています。

日本にも凱旋門があるということ、皆さんはご存知ですか?

 

●リサイクル品だった凱旋門?

『凱旋門』とは、読んで字の通り軍事的勝利を記念し、勝利した将軍や指揮官が凱旋する際に、それを迎えるために建てられる門であり、記念碑的な建築物です。

凱旋門の歴史は古代ローマに遡ることができます。

古代ローマの代表的建築物であるコロッセオ(闘技場)の近くには、当時最大級であったとされる『コンスタンティヌスの凱旋門』が今でも残っており、観光名所のひとつとなっています。


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コンスタンティヌスの凱旋門は、後にローマ皇帝となるコンスタンティヌス1世が312年に戦勝したことを記念して建設されたもので完成の式典は315年に行われました。

高さは約25メートルあり、古代ローマ時代に建設された凱旋門としては最大級のもので、後にナポレオンが建設するパリのエトワール凱旋門のモデルにもなっています。

実はこのコンスタンティヌスの凱旋門、表面の装飾部分はそれ以前に建てられた建築物から剥がされたものが利用されていることが知られています。

ローマ皇帝という地位につく人物ながら、倹約家という一面があったのでしょうか?

 

 
●雷門も凱旋門?

日本には、各種の祝賀行事の際に杉の葉で飾る『緑門』を作る習慣が古来からありましたが、日清戦争の終結を祝うため、都内に大きな凱旋門が作られたことをきっかけに各地で作られるようになりました。

日露戦争終結時に凱旋門建築ラッシュのピークを迎え、大型の門が無数に建設されたと言われています。

あの浅草浅草寺の雷門すら、仮設の凱旋門とされたこともあったそうです。

ただ、日本の凱旋門がそもそも祝祭に際して一時的に設置する目的で作られた『緑門』が元になっていた為、当時建設された凱旋門の殆どは、建築後さほど時間を置かずに取り壊されており、その多くは現代では見ることができません。

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鹿児島県姶良市の『山田の凱旋門』は現在も残されている貴重な凱旋門のひとつです。

2003年に登録有形文化財の認定を受け、補修が行われました。

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現存する凱旋門のうち、世界最大とされているのは北朝鮮にある平壌凱旋門です。

高さ60メートル、パリのエトワール凱旋門をモデルとしていますが、それよりも10m高く作られています。

 

■おわりに

あの雷門も凱旋門だった時代があったというのは、ちょっと面白い話ですよね。

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