強面だけど人懐こい? 赤ら顔の変な鳥、バリケン



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普通、野鳥は警戒心が強く、うっかり近づこうとするとたちまち逃げ出してしまいます。

でも、中には人間に対する警戒心が薄く、自分から近づいてくる人懐こい種類もいるそうです。

しかも、その鳥が真っ赤な顔をした、強面だったら……。

『変な鳥』として有名な鳥、バリケンのお話です。

 

●食用として作られたが、後に野生化

バリケンはノバリケンという野鳥をを家禽化したものです。

ノバリケンは中央アメリカから南アメリカにかけて棲息するカモ目カモ科の野鳥です。

体重は3~4kg、全長は70~80cm程の鳥で、鴨の仲間としては珍しい、樹上生活をする特徴があります。

人間の手首に当たる部分(翼角)にある爪状の突起は、ノバリケンが樹上生活に適応の結果生じたと考えられています。

一夫多妻制の群れを作る習性があり、海岸や水辺の木に出来た樹洞や、ヤシの木の葉陰に巣を作って生活します。

野生種は羽毛のない褐色の顔面をしていますが、飼育されているものは顔面が赤くなります。

ノバリケンを家禽化したバリケンは別名『フランス鴨』『タイワンアヒル』『麝香アヒル』とも呼ばれています。

食用の家畜として日本に輸入されましたが、国内では普及せず、やがて野生化した個体が日本全国で確認されるようになりました。

バリケンは警戒心が弱く、人間を見ると逃げ出さず自分から近づいてくることもあります。

 

 
●世界各地に分布?

和歌山県海南市にある県立自然博物館は、野生化したバリケンの生態調査のために専門サイト『バリコレ』を2005年に開設、これまでに全国34の都府県から270件以上の情報が寄せられています。

最もバリケンが目撃されているのは埼玉県で、これまでに37件の情報があったとのことです。

次いで茨城県の32件、福岡県の29件と続きます。2013年は全国合わせて28件の目撃情報があったそうです。

日本のみならず、海外でもバリケンは目撃されており、これまでに中国やアメリカ、エジプトから35件の情報が寄せられたとのことです。

人になつきやすく、一箇所に定住する性質があることから、バリケンを目撃した人の中にはファンになって観測を続けている人もいるとのことです。

博物館は、これまで得られた情報を生かすためにも、今後バリケンに関する研究を進めていくことを検討しているそうです。

 

■おわりに

もしかすると、あなたの家の近くにもバリケンが棲んでいるかもしれません。

探してみてはいかがでしょうか?

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