現代の幽霊船? 共食いネズミを乗せた漂流船が英国に接近



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大海原を漂流する無人船に、恐ろしいものが潜んでいた……映画『デスシップ』や『ゴーストシップ』など、現代の幽霊船とでも言うべき漂流船を描いたエンターテイメント作品はいくつもありますね。

ですが、現実にそんな船が今なお漂流しているとしたら、あなたはどう思いますか?

 

●無人のまま、大西洋の2/3を横断

問題となっている船はロシア船籍の『リュボーフィ・オルロワ号』です。

1976年に進水した排水量4200tの客船ですが、船主が債務不履行を起こしたため、2010年にカナダ当局に差し押さえられました。

2年間、ニューファンドランド島に係留された後、2013年1月、同船は廃船としてスクラップ解体されることが決定、廃船工場のあるドミニカ共和国に向かいますが、その途中、天候不良に見舞われた際に曳航用のワイヤーが切断されてしまい、漂流状態に陥ってしまいました。

探索の末、一旦は発見され別の船による曳航が試みられましたが、、ここでもトラブルが発生、再び漂流状態に陥ります。カナダ当局は追跡しましたが、最終的にそこが公海上であったこともあり、同船がカナダの海上原油や港湾施設に被害を与えることはないだろうという判断が下り、捜索は打ち切られました。

3月になって、行方不明になっていた同船の位置が突然判明します。これは同船に積まれていた救命艇がワイヤーの破損で水面に落下、その際、艇に積まれていた緊急信号の発信機が作動したためでした。

現在リュボーフィ・オルロワ号はアイルランド沖の海域にあるとのことです。

 

 
●ネズミによる汚染の恐れ

映像は同船が客船として就航していた頃の船内の様子です。

同船が問題視されているのは、長期の係留後に漂流を始めたということです。

専門家の見解によれば、係留期間中、無人化した同船内でネズミが大量繁殖した可能性が高いとの事。

しかし、洋上で漂流状態に陥ったため、陸地との繋がりを失った同船内は密室状態と化し、食糧の確保ができなくなったネズミたちは凶暴化して共食いを行っていると考えられています。

寒波による強風のため、船が急速に陸地へと接近、接岸する可能性も考えられます。長期にわたって糞尿が蓄積した不衛生な状態に置かれていたネズミたちが上陸した場合、そこから伝染病の発生も考えられます。

アイルランドや英国では、同船の問題に不安を感じている市民も少なくないようですが、これに対してアイルランドの湾岸警備隊は、現時点での目撃情報はなく、特に対処を必要とすることではないという見解を発表しました。

英国BBCの取材を受けた専門家は、リュボーフィ・オルロワ号がすでに沈没したのではないか、という見解を述べています。

英国、アイルランド両政府も、特に緊急を要する事態ではないという見解を示しており、今のところは様子見の状況が続いているようです。

 

■おわりに

何事も起こらなければ良いのですが、ちょっと不安になる話ですね。

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