足なんて飾りじゃない? 宇宙飛行士ロボRobonaut



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国際宇宙ステーション(ISS)の稼働によって、宇宙空間で人間が作業することも珍しいことではなくなってきましたが、宇宙空間は人間にとって、本来は適応できない厳しい環境です。

この問題点を克服するために開発が進められているのが宇宙飛行士ロボット『ロボノート(Robonaut)』です。

 

●船外作業用に開発されたヒューマノイドロボット

『ロボノート』はNASAのデクストラウス・ロボティクス研究所が1990年代から進めている、ヒューマノイドロボット(人型ロボット)の開発計画です。

この計画の最大の特徴は、ISS等で宇宙飛行士と同じ環境で作業を行うロボットを開発するということです。

そのため、ロボノーツは宇宙飛行士と同等の、人の姿を模したロボットとして設計されています。

当初からISSにおける船外での整備作業に用いることが考えられていたことから、ロボノーツには極めて繊細な『指先』を有しています。

一方、基本的に船外活動の際にはISSのアームに取り付けられる設計であったため、人間のような脚は持たず、移動用には4輪や2輪の車輪走行用のアタッチメントが用意されています。

初期型の『R1』は地球上での試験運用のみ行われましたが、次世代型のロボノート『R2』は2011年2月24日、スペースシャトル『ディスカバリー』に積み込まれISSに移送され、現在アメリカの実験棟『ディスティニー』内で試験運用が行われています。

将来的には惑星を始めとする天体探査に際し、遠隔操作ロボットとして使用されることも現在検討されています。

 

 
●脚装備で広がる行動範囲

もともとロボノートの使用については、ISSの船外補修活動など、限られた環境での利用が考えられていた為、それ自体の移動力に関してはさほど重視されていませんでした。

車輪装備による走行は障害物のない平地であればともかく、整地されていない天体の上での運用にはあまり適していません。また、ISS内部のような環境でも運用に不便をきたすことは否めませんでした。

NASAはロボノート用に1500万ドルの予算をかけて、ロボノート用に脚部を開発しました。

この脚部を装着することで、ロボノートは人間と同じように二足歩行で移動することが可能です。

更にその新しい脚部にはISSの構造に合わせた”爪(エンドエフェクタ)”が装備されており、ステーション内外での行動がしやすいようにも設計されているとの事です。

ロボノートの脚部は早ければ2014年初旬にISSへと移送される予定です。

現在、”プロジェクトM”と呼ばれる計画が提案されており、承認されれば1000日以内にR2ロボノートを月面に降ろし、遠隔操作による月面の探査が行われる予定です。

 

■おわりに

二足歩行ロボットによる月面探査……今まで以上に詳細な探索が期待できそうですね。

計画の実現が楽しみです。

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