中国の月面探査車『玉兎』に異常発生……果たして再稼働できるか?



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2013年12月14日、中国の月面探査機『嫦娥3号』が月面への着陸に成功、旧ソ連とアメリカに続く世界3番目の月面軟着陸に成功した国となったことが報道され、大きな話題となりました。

しかし現在、月面着陸した月面用ローヴァー(探査車)『玉兎』に故障があることが判明、今後の活動が危惧されています。

 

●月面探査の歴史

冷戦の時代、アメリカとソビエト連邦(ソ連)が宇宙開発競争にしのぎを削ったことは良く知られています。

1959年9月14日、人類初の月面着陸を果たしたのはソ連の無人探査機ルナ2号でした。

同年10月にはルナ3号が月の裏面の写真撮影に成功。水を開けられたアメリカでは1961年、ケネディ大統領が月面の有人探査計画を発表します。

月面探査で先行していたソ連は、その後も1966年のルナ9号で月面軟着陸と月面写真の撮影に成功。

同年、ルナ10号が初めて月を回る人工衛星となりました。

アメリカは1968年、アポロ8号で初の有人宇宙船による月周回軌道に乗る事に成功し、1969年、アポロ11号によって人類初の有人月面着陸を果たします。

その後、1970年代にかけて両国は争うように月面探査を繰り返し、1971年には年間で10回も行われましたが、1976年のルナ24号を最後に、月面着陸競争は行われなくなりました。

中国の無人月面探査機『嫦娥3号』は、ルナ24号から37年ぶりに月面軟着陸を果たした機体となります。

 

 
●問題は『月の夜』

『玉兎』は『嫦娥3号』に搭載された月面探査車(ローヴァー)です。

『嫦娥3号』の着陸後、月面に降ろされた『玉兎』は活動を開始、月面の土壌に関する調査と有用な鉱物資源の探索を行うことになっていました。

『玉兎』にはバッテリーが搭載されておらず動力源は太陽電池のみとなっています。

その為、『玉兎』のいる地域が夜の間は活動ができません。

ただ、月面の夜は2週間続くため、『玉兎』の活動も2週間単位で区切られることになります。

『玉兎』は着陸後、最初の夜を乗り切り、その後活動を再開して地球にデータ送信をしてきましたが、2回目の夜に入る寸前、機体に機械的な性能異常が発見されました。

『嫦娥3号』のスタッフたちは、『玉兎』の故障について”月面の複雑な環境が原因”と語っており、現在は2回目の再起動が無事行えるよう、取り組んでいるとのことです。

 

■おわりに

37年ぶりの月面探査、無事に計画を完了させることはできるでしょうか? 

続報を待ちたいところですね。

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