宇宙ヤバイ!! 長さ100億光年の銀河フィラメント



お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


宇宙の世界は人間の感覚から捉えようとしても、あまりに広大過ぎてイメージすることも困難です。

2013年、これまでの常識を覆す巨大な構造体の存在が確認されました。その長さ、実に100億光年……聞いただけでは想像することもできませんが、一体どのようなモノなのでしょうか?

●地球から光の速さで出発してみると。

地球の全周は距離にして約38500km。これは1秒間に約30万km進むことのできる光の速度ですと、1秒で約7周半できる長さに相当します。

地球は太陽から約1億5千万km=地球の全周の約3900倍の距離を、太陽を中心として回って(公転)しています。1秒で地球の全周を7周半できる光のスピードでも、太陽から地球までは8分程かかります。

太陽の重力の影響を受け、太陽を周回している天体の集団を太陽系といいます。

以前は太陽から最も遠いところを周回している惑星とされ、現在は準惑星と呼ばれる冥王星は太陽から約59億1510万km、光で約5時間半の距離に位置します。

太陽系は銀河系(もしくは天の川銀河)と呼ばれる巨大な星の集団に属しています。

銀河系には数千億個の恒星があると言われ、その直径は端から端まで光の速度で進んでも10万年もかかる大きさ=10万光年もあります。(光の速さで1年かかる距離を”光年”と呼びます)

宇宙には銀河系のような星の集団=銀河が1千億個以上も存在すると言われています。

宇宙は約137億年前に誕生したと言われていますが、光の届く範囲も同様となりますので、宇宙の果て(観測可能な範囲、宇宙の地平線とも)果てまでは約137億光年となります。

●長さ100億光年の銀河フィラメントとは

宇宙空間には、均一の密度で銀河が存在しているわけではありません。

銀河は互いに重力の影響で拘束しあい、ちょうど泡の膜のような状態を構成しています。

この銀河の集団=ひとつひとつの泡の膜を超銀河団、あるいは銀河フィラメントと呼び、現状、宇宙で観測できるものとしては最大規模の構造物となります。

ちなみに、この銀河の集団を泡の膜とした場合に泡の中の空間に当たる部分=何もない空間を超空洞と呼び、その直径は平均で数億光年あります。

つまり、宇宙とは銀河フィラメントという膜に包まれた無数の石鹸のあぶくのような構造をしていると言えるわけです。

2013年11月、ヘルクレス座とかんむり座に位置する方向に巨大な銀河フィラメントが発見されたことが公表されました。

発見された場所から、その銀河フィラメントはヘルクレス座・かんむり座グレートウォールと名付けられました。

この銀河フィラメントは、これまでの宇宙物理学の常識を覆す程の大きさがあることが判明しています。

その長さは約100億光年、幅は72億光年あるとされ、同年1月に発見された大クエーサー群(クエーサーとは明るすぎるために見た目内部構造が確認できない天体群のことです。準恒星状電波源)U1.27の最大直径40億光年をはるかに超え、観測可能とされる宇宙全域の10.7%に及びます。

これまで、ビッグバンで発生した衝撃の影響が作り出す天体構造の大きさは最大でも直径12億光年とされており、今回のヘルクレス座・かんむり座グレートウォールの発見は宇宙物理学の根幹を覆しかねないものとして注目を集めています。

地球上に住む私達には、あまりにも壮大で、話を聞いているだけでも気の遠くなりそうな話ですよね。
 

お気に入り!
アメーバなう!
つぶやく!
シェアする!


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】