正体不明の存在 『時空のおっさん』の噂



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皆さんは子どもの頃に、どこか不思議な世界に迷いこんでしまったような思い出があるでしょうか?

今、こうしてあなたが現実の世界にいるのは、その不思議な世界で『時空のおっさん』と呼ばれる謎の人物と出会ったおかげかもしれません。

●インターネットから広まった噂

『時空のおっさん』の話は、インターネットの大型掲示板”2ちゃんねる”発祥の、いわゆる”ネットロア(ネットを介して広まる都市伝説)”の一種です。

噂の大元となった投稿が行われたのは、2006年2月のことでした。

投稿者の体験によれば、その日大学に遅刻して行くとキャンパスには誰もおらず、教室は講義開始時間を過ぎているにも関わらずものけの空。

呆然としているところに、携帯に着信した電話に出てみると男性の声で『なんでここにいる?』と言われ、指示通りに窓の外を見てみると作業着姿の男がグラウンドに立っている。

彼がポケットに手を入れて何かすると目が覚め、時計を見ると大学に到着した筈の時間の数時間前だったことが分かり夢を見たのだ思う。しかし出かける前に食べた料理の痕跡が残っており、夢ではないことが分かる……。

その投稿を皮切りに、似たような経験をしたという書込みが数多くアップされ、彼らが謎の異世界で出会うその人物は『時空のおっさん』と呼ばれるようになりました。

●『時空のおっさん』とはどういう人物か?

『時空のおっさん』に出会ったという人の体験談には、共通したいくつかの特徴があります。

・いつの間にか、気づいたら異様な世界に足を踏み込んでいる。人も自動車も見当たらず静寂に満たされている。空が異常な色(大抵は赤い空)であることが多い。

・『時空のおっさん』は大抵、作業服かスーツを来て現れる。携帯電話に電話をしてくることも多く、その場合発信者は『NOBODY』と表示される。

・『時空のおっさん』が何かをすることで、体験者は通常の世界に戻ることができる。ポケットの中の何かを操作する、どこかに導く(自分が元いた場所や元の世界に通じるトンネルなど)

・多くの体験者は子どもの頃にその異世界に迷い込む経験をしている。『時空のおっさん』とも、その時に出会っている。

大抵の場合、『時空のおっさん』は迷い込んだ者を元の世界に送り返す、もしくは連れ戻す役割を果たしています。どうやら『時空のおっさん』は異世界に踏み込んだ人に敵対するものではない事は、確かなようですが……。

●『異世界』と『時空のおっさん』の正体に関する仮説

体験者が迷い込む『異世界』と、そこで出会う『時空のおっさん』の正体については色々な仮説が建てられていますが、今のところ定説といえる説は存在していないようです。

『異世界』の正体に関する仮説は、2種類に大別することができます。

1)我々の現実と並行して存在する世界(パラレルワールド)

パラレルワールドとは、私達の現実と同じ世界から分化し、あたかも並行して(パラレルに)存在しているとされる世界のことです。

タイムトラベルが引き起こすタイムパラドックスの矛盾を解消するための方法としてその概念が導入されることがある他、量子力学の多言世界解釈など、理論物理学においてもその概念が用いられることがあります。

体験者はこのパラレルワールドに何らかの理由で踏み込んでしまい、そしてそこで『時空のおっさん』に出会うことになります。

この説を取る場合、『時空のおっさん』はその世界を管理する者、あるいはその勢力に属し、異世界からの侵入者を元の世界に戻す、もしくは自分たちの世界に残したい人物を選別する役割を担っている、とされることが多いようです。

2)死者の世界(あの世)もしくは現世とあの世の端境に位置する世界

体験者の踏み込んだ世界は、死者の住まうあの世か、もしくはあの世とこの世を繋ぐ世界ではないかとする説も根強い支持を受けています。

『時空のおっさん』は迷い込んだ生者と死者を選別したり、あるいは氏神様として冥府の門を管理する役割を担うとされています。

他にも、『異世界』はコンピュータデータの中の世界であり、『時空のおっさん』はそのセキュリティソフト的な役割を果たす存在と言われることもあります。

いずれの仮説を取るにせよ、それらを証明する手立ては何もないのも事実であり、『時空のおっさん』の正体に関する議論はまだまだ決着を見そうにはありません。

●『This Man』と『ヴォイニッチ手稿』との関係

以前、当ブログで世界中の人々の夢の中に現れる謎の人物、『This Man』についてお知らせしたことがありますが、『時空のおっさん』と『This Man』の関係を訴える人もいます。

『This Man』は、2006年にニューヨークのある精神科に受診に訪れた女性の夢の中に現れる人物のモンタージュを作った事に端を発し、そのモンタージュを見た仲間の医師たちが自分の患者にも同じ人物に遭ったとする話が集まったことから、興味をもった医師たちが夢の中に現れる人物=『This Man』の研究サイトを立ち上げたことで、世界中にその名が知られるようになりました。

『時空のおっさん』のいる領域は他人の夢の世界であるという説もあること、また、2つの話が同じ2006年以降広まっていることなどから、これらの話には接点があるのではないかと考えられています。

『This Man』の情報と同じく、当ブログで記事にした『ヴォイニッチ手稿』との関連性についても噂されています。

その話によれば、ある体験者が出会った『時空のおっさん』は奇妙な刺青をしており、それが『ヴォイニッチ手稿』に描かれている図案のひとつと一致していたとされています。

あるいは今だ解読されていないヴォイニッチ手稿は『時空のおっさん』に関係する情報を暗号として伝えているのかもしれません。

●おわりに

謎が謎を呼ぶ『時空のおっさん』、あなたは出会った事がありますか?

 

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