荒らし行為はサディストの証拠? カナダの研究チームが調査



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電子掲示板やソーシャルネットに、誹謗中傷や暴言の書込みを繰り返し、他のユーザーを攻撃するような行為……『荒らし』による迷惑行為の問題は日本に限ったことではありません。

カナダの研究チームが『荒らし』行為をするネットユーザーの心理的傾向を調査しました。

●英語圏で『荒らし』は『トロール』

日本語で言うところの『荒らし』を、英語圏では『インターネットトロール(Internet-Troll)』、もしくは単に『トロール(Troll)』と呼びます。

『トロール』とは、主にノルウェーを中心とした北欧圏の伝承に登場する妖精の一種です。

地域によって伝承される容姿や性格に違いはありますが、概ね厄迷惑ものとしての印象が強く、そのことから英語圏では厄介な人物を指す言葉として『Troll』という名詞が用いられます。

InternetTrollもその意味合いから派生したもので、現在ではネットミームとして定着しています。
(『荒らし行為』は『トローリング(Trolling)』といいます)

しばしば、荒らし行為はインターネットの匿名性と関連付けられて語られがちですが、そうした行為を行う人はインターネット以前のパソコン通信時代から既に存在しており、インターネット特有の現象であるとは言えません。

パソコン通信の場合、割り当てられたIDによって個人を特定しやすく、匿名性だけが荒らし行為を喚起する原因とは考えにくいからです。

その意味で、ネットの荒らし行為の原因を、荒らし行為を行う個人の心理的傾向と関連付けて考えることは、的を射ているといえるでしょう。

●『荒らし』行為と心理的傾向の関係

カナダのマニトバ大学の研究チームは、インターネットでの荒らし行為=トローリングと、それを行う個人の心理的傾向の関係を調査するため、カナダとアメリカでアンケートを実施しました。

このアンケートではインターネットの1日の利用時間や利用目的についての基本的な調査を行った他、心理学上で「暗黒の4要素」とも呼ばれる心理的傾向に関するテストも行われました。

「暗黒の4要素」とは、人間が心理的に抱えるネガティブに働きやすい傾向のある要素のことで、ナルシシズム(自己愛)、マキャベリズム(権謀術数主義)、サイコパス(精神病質)、サディズム(加虐性質)の4つを指します。

その結果、ネットにおいてトローリングしている人は、心理的に上記の4要素が高い傾向にあることが確認されました。

特に、サディズムの傾向のある人がトローリングを行う傾向が高くなると言うことです。

研究チームは他人を苦しめることに快楽を覚えるサディズム的傾向が、ネットを介したトローリングで他人を攻撃することにつながるのだろうとしています。

●おわりに

他人に迷惑をかけるつもりはなくても、自分の正当性を主張することにムキになりすぎて、結果的に荒らし行為と同じことを行ってしまう『無自覚な荒らし』というものも存在するようです。

そうならないよう、注意する必要がありますね。
 

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