火星人のイタズラ? NASA探査機の写真に現れた謎の石



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現在、火星の地表で活動している探査車の1台、オポチュニティ。その撮影した観測写真に、そこになかった筈の石が突然姿を現したことから話題になっています。

そこになかった筈の石がなぜ突然姿を現したのでしょうか? もしかして、火星人のイタズラ……?

●マーズ・エクスプロレーション・ローバー

オポチュニティ(Opportunity 「好機」の意味)は2003年にNASAが打ち上げた火星探査計画マーズ・エクスプロレーション・ローバー(Mars Exploration Rover, MER Mission)に搭載された無人探査機2台のうちのひとつで、正式名称はマーズ・エクスプロレーション・ローバーB(Mars Exploration Rover B, MER-B)です。

当初、オポチュニティの運用期間は着陸から90日間と想定されていましたが、予定を10年以上超過した2014年現在も、探査機としての活動を継続しています。

ちなみに、同時に火星に着陸したもう一台の探索スピリット(Spirit)は、2010年に通信が途絶し、その運用が終了しています。

オポチュニティの火星上での走破距離は2013年6月末の時点で37kmを越えています。

これはアポロ17号の月面ローバーや、ソ連のルノホート2号といった月面探査車の記録を塗り替え、無人探査車としては最長となります。

オポチュニティとスピリットには、2001年9月11日に発生した同時多発テロによって倒壊したワールドトレードセンターの建材であった金属片が積まれています。

また、スピリットにはマーズ・エクスプロレーション・ローバー打ち上げ寸前に空中分解事故を起こしたスペースシャトル・コロンビアの7人の宇宙飛行士の名を記念したプレートが取り付けられていました。

●突然現れたドーナツ型の石の謎

現在、オポチュニティは12日間隔で定点写真の撮影を行っています。

探査活動開始から3528日目に撮影された写真には、それまでと変わらない火星の地表の様子が撮影されていましたが、次に送られてきた3540日目の写真で異変が起こりました。


mars-mystery-rock-split

画像の左側が3528日目の写真、そして右側が3560日目に撮影された写真です。

地表の模様から、オポチュニティがこの12日間に移動していないことが分かります。

しかし、3560日目の写真には、その前の写真にはなかった、中央部分の落ち窪んだ、まるでドーナツのような形状の石が写っています。

この石は二枚の写真が撮影された間の12日間に、この場所に出現したことになります。

当然、オポチュニティは無人探査車ですから、誰かがそこに石を置いた可能性は考えられません。

また、スピリットを始めとし、他の探査ローバーが近くにあるわけでもありませんから、それらの車両が落としていった、あるいは近くを走行中に跳ね飛ばしたものでもありません。

現状、可能性としては、オポチュニティの足下にあった石が、車体向きを変えるために動いた際に跳ね飛ばされてカメラの撮影範囲に入ったとするのが最も高いと考えられています。

ただ、石の詳細について調査を行った結果、この石にはオポチュニティ近辺に存在する他の石などとは違う組成であることが確認されてるそうです。

付近にあったものではないとしたら、一体この石はどうしてこの場所に姿を現したのでしょうか?

●おわりに

もしかすると、火星人がイタズラで置いていったのかも……つい、そんなことを考えてしまいますよね。
 

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